鍼を効かせる裏技

それは「3回刺すこと!」

3回刺すとは…

同じ部位(ツボ)に位置をズラすことなく
切皮して抜く(1刺目)
また
切皮して抜く(2刺目)
また
切皮して抜く(3刺目)
 
という手技を行います。
 
この手技は、特に鍼を刺し慣れていない若手鍼灸師に有効です。
 
若手でなくてもセミナー等で習った新しいツボ、普段使ったこともないツボに刺す時に有効です。
 
せっかくセミナーで習ったのに臨床で使ってみたら全然効かないツボ…ありませんか?
そして使わなくなってしまったツボ…
 
この「3度打ち=三刺」を是非使ってみて下さい!

三刺のアイデアの発端は

長野式ブラジル支部の代表、宮澤先生に教えて頂いた裏技からです。

 

「同じ所に2回鍼を打つと良く効くよ」

 

宮澤先生は多くの生徒に鍼を教えている時に

あることに気がついたそうです。

 

生徒が鍼をして効果が出せていない時

ツボがズレているからと、打ち直してあげると、効果が出る。

 

生徒自身に打ち直しをさせても効果が出る

 

ズレていると思った全く同じ場所に打ち直しても効果が出る。

 

生徒自身に全く同じ場所に打ち直しさせても

効果が出る

 

ことを発見。

 

そこから

「一回より、二回打ったほうが効く」

事に気付いたそうです。

 

 

これを知らないで、生徒が打った後に先生が打ち直すと鍼が効くので、先生は凄い!

という幻想が起きているとのこと!

 

目から鱗でした。