鍼灸の達人って何だろう?

 

達人になるためには何が必要なのか?

 

達人達の伝説や驚きエピソードなどから、達人への道を考察するページです。

まずは己を知るところから

情報の多さ故に、何を目指して頑張れば良いのか分からない・・・

 

情報が沢山あるのは便利で不便ですね。

 

情報過多は治療家にとっては師匠が何人もいるようなもの。

「右に行け!」という師匠

「左・・・」と静かに左を指さす師匠

「真ん中がいいよ。」と軽やかに言う師匠

 

三者三様の意見を言う師匠に対して、

同時に弟子入りするのは大変です。

 

しかし、師匠ではなく「情報」になった途端に、我々鍼灸師は同時に弟子入りするかのように影響を受けてしまいます。

 

この情報に対して、真っ先にやるべきことは

自分に合うかどうかを判断することです。

 

師匠も情報も、自分に合うほうが達人への道は滑らかです。



自分はどんなタイプなのか?

申鍼会では

目のタイプ
耳のタイプ
体のタイプ

を重要視しています。

人は

目からの情報が脳に入りやすい人
耳からの情報が脳に入りやすい人
体からの情報が脳に入りやすい人

に別れます。

見たらわかるでしょう?
という師匠との相性

一回言ったよね?
という師匠との相性

Don’t think feel!
という師匠との相性が

タイプによって様々、これが合致していないと
悲劇と喜劇が生まれます。


セミナーでは

見る、聞く、感じる

という3つをバランスよく使い分け
また解説を入れています。

セミナーを受けながらご自身の向き不向きを
認識してもらえるよう工夫しています。




達人は、スピードが違う

鍼灸の技術はレベルが上がれば上がるほど

所作が異なってきます。

何が1番異なるかというと

目では見えない「気」の深さです。

達人と同じように押し手を置いても

深さが全然違います。

この深さを出すように

じっくりと押し手を作ると

達人と同じような深さを出す

ことが可能になります。

しかし「じっくり」とやらないと同じような深さは出せません。

達人は、サッと押し手を置いてただけなのに

しっかりとした深さがあるのです。

達人はスピードが違うのです。